プラハ市長「中国信頼できぬ」「まるで子供のいじめ」北京との姉妹都市解消、台北と協定

「百塔の町」と称されるプラハは、赤瓦の屋根の間にゴシックやバロック、ルネサンス様式などあらゆる建築を見ることができる(飯田英男撮影)
「百塔の町」と称されるプラハは、赤瓦の屋根の間にゴシックやバロック、ルネサンス様式などあらゆる建築を見ることができる(飯田英男撮影)

 【プラハ=三井美奈】中欧チェコの首都プラハのズデニェク・フジブ市長(38)が21日、産経新聞と会見し、北京と姉妹都市協定を解消して、今月13日に台北と協定を結んだ経緯を明かした。「中国側は信頼できるパートナーではなかった」と述べ、対中不信をあらわにした。

 プラハと北京の協定は2016年に締結。「一つの中国」原則の順守を記す条項が含まれていた。フジブ市長が18年の地方選挙で就任し昨年1月、「市協定に政治を持ち込むのは不適切」として、条項削除を求めたのが対立の発端だ。