沖縄県民投票 全有権者の6割は辺野古移設に「反対」せず

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県民投票から一夜明け、記者に囲まれながら笑顔で県庁に入る沖縄県の玉城デニー知事=25日午前、那覇市(桐原正道撮影)
県民投票から一夜明け、記者に囲まれながら笑顔で県庁に入る沖縄県の玉城デニー知事=25日午前、那覇市(桐原正道撮影)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設を問う県民投票では、全有権者(約115万人)のうち47.52%が棄権し、6割以上が明確に「反対」の意思を示さなかった。玉城(たまき)デニー知事は25日の県議会で、移設を認めない「断固たる民意」が示されたと強調したが、政府は普天間飛行場の危険性除去のため、辺野古移設を進める方針だ。

 投開票から一夜明けた25日、県庁に姿を現した玉城氏は、記者団に親指を突き立てて「勝利」のポーズを取った。辺野古移設に対する「反対」は有効投票の7割を超え、自身が昨年9月の知事選で獲得した約39万票も上回った。投票率も50%をクリアした。