緯度経度

日韓関係改善の条件は 黒田勝弘

韓国の文在寅大統領(右から2人目)。写真は、5月9日、日中韓サミットの記念撮影前に安倍晋三首相(左)、中国の李克強首相(右)と=東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
韓国の文在寅大統領(右から2人目)。写真は、5月9日、日中韓サミットの記念撮影前に安倍晋三首相(左)、中国の李克強首相(右)と=東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

 これまで「最悪の日韓関係」をしばしば目撃してきた古くからの韓国ウオッチャーたちの間では「韓国が困れば日韓関係はよくなる」という、皮肉交じりの声がよく聞かれたものだ。韓国は経済や安全保障など日本以上に対外依存度が高い国なので、国の安全、安定、発展のためには対外関係の安定がことのほか重要だからだ。

 たとえば日韓関係が良かった時代としてよく例に出される金大中(キム・デジュン)政権時代(1998~2003年)は、初期に韓国が金融危機で経済破綻直前にまで追い込まれたという事情が背景にあった。ただ金大中政権だって、経済事情が落ち着いた後半には、韓国社会の“歴史ポピュリズム(大衆迎合)”を抑えられず、日本の歴史教科書検定問題を外交問題に持ちだして日本を困らせるという反日政策に転じているが。

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