阿比留瑠比の極言御免

フクシマ50が描く「総理」像

福島第一原発=平成29年3月(本社チャーターヘリから撮影)
福島第一原発=平成29年3月(本社チャーターヘリから撮影)

 平成23年3月11日に起きた東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故で、第1原発の現場職員らがどんな状態に置かれ、何を考え、どう事故に立ち向かったかを描いた映画『Fukushima50(フクシマフィフティ)』(来年3月公開)の試写を見る機会があった。

 原作はジャーナリストの門田隆将氏が事故当時、第1原発所長だった故吉田昌郎氏をはじめ関係者ら90人以上に取材して書いた『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五◯◯日』である。実話を基に丁寧に制作されただけに、リアルで迫力満点だった。

いきなりの「視察」で

 映画の場面は吉田氏が陣頭指揮を執る免震重要棟、原子炉1、2号機を操作する中央制御室、官邸、東電本店に避難所とめまぐるしく移り変わる。ただ、筆者は事故当時、首相官邸キャップとして官邸の政治家や関係官僚に取材をしていたため、彼らの言動がどう描写されるかに注目した。

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