宮家邦彦のWorld Watch

日本の英語教育を憂える

大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入延期について記者会見する萩生田光一文科相=1日、文科省(古厩正樹撮影)
大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入延期について記者会見する萩生田光一文科相=1日、文科省(古厩正樹撮影)

 この原稿はタイのバンコクで書いている。アジア・シンクタンク・サミットなる国際会議に参加しているのだ。アジアを中心に30カ国、80のシンクタンクが集まった。この会合は当地に本部のある国連のアジア太平洋経済社会委員会と米ペンシルベニア大学の共催で、日本からも筆者の属するキヤノングローバル戦略研究所を含む複数の有力シンクタンクが参加した。

 筆者は幸運にも安全保障問題を扱うパネルの議長を仰(おお)せつかった。パネリストはドイツ、スリランカ、ミャンマー、インド、韓国の専門家だったが、皆立派な英語で堂々と議論する。これに比べると、日本からの参加者は、英語のレベルや積極性の面でどうも見劣りする。日本での英語教育は最低6年間、しかも彼らは国際問題の専門家で留学経験まである逸材ばかりだ。それにもかかわらず、一部の例外を除けば、彼らの英語コミュニケーション能力にはまだ難がある。これは一体なぜなのだろうか。

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