明治維新を支えた男 白石正一郎日記に見る幕末

第3部 新時代(2)招魂場の神事取り仕切る 編集委員・宮本雅史

吉田松陰や高杉晋作ら391柱の神霊碑が立ち並ぶ櫻山神社の招魂場=山口県下関市(宮本雅史撮影)
吉田松陰や高杉晋作ら391柱の神霊碑が立ち並ぶ櫻山神社の招魂場=山口県下関市(宮本雅史撮影)

 JR下関駅(山口県下関市)から車で約5分。鳥居をくぐり、石段を上って第2の鳥居をくぐると正面に社殿が現れる。

 慶応元(1865)年に落成した櫻山神社である。

 社殿の後ろは招魂場で、391柱の神霊碑(墓標)が6列にわたって整然と並んでいる。第1列中央の「松陰吉田先生神霊」と書かれた神霊碑が一段高い台座に安置され、向かって右に「高杉晋作春風神霊」、左に「久坂義助通武神霊」(久坂玄瑞(げんずい))とある。高杉晋作から奇兵隊員に至るまで、身分や立場に関係なく、吉田松陰以外は、どの神霊碑も高さは約1メートルと同じ規格で、「〇〇神霊」と刻まれている。

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