阿比留瑠比の極言御免

政官界に根強く残る親中派

関西空港へ向かう航空機内で、同行者と握手する李登輝氏=2001年04月22日
関西空港へ向かう航空機内で、同行者と握手する李登輝氏=2001年04月22日

 台湾の李登輝元総統の実像に迫る本紙の連載『李登輝秘録』を読んでいて、平成13年に退任後初めて訪日を果たすに至るまでの曲折を検証した2627両日付朝刊の記事が、特に興味深かった。筆者は当時も首相官邸を担当しており、李氏を敵視する中国に日本政府が配慮、忖度(そんたく)して繰り広げたドタバタ劇を取材していたからである。

 当時、「親中派」と呼ばれる勢力は、政官界で現在よりはるかに影響力を持っていた。中国寄りの政治家も外務省のチャイナスクール(中国語研修組)も、今より思い入れたっぷりに中国側に肩入れしていたし、世論も中国に甘かった。

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