日本の論点

和歌山 偉業「稲むらの火」を未来へ 上皇后さまの思いも力に

「稲むらの火祭り」で松明を手に歩く人たち=平成30年10月、和歌山県広川町
「稲むらの火祭り」で松明を手に歩く人たち=平成30年10月、和歌山県広川町

 数十年に1度といわれる自然災害が毎年のように起こる日本列島。太平洋岸に位置する和歌山県広川町は、マグニチュード9クラスの南海トラフ巨大地震によって40分以内に最大9メートルの津波が想定されている。

 この町は、江戸時代末の1854(安政元)年12月24日(旧暦11月5日)の安政南海地震で、実業家の浜口梧陵(ごりょう)(1820~85年)が津波から村人を守ろうとした「稲むらの火」の伝承があり、戦前の小学校教科書に掲載された。今年6月には浜口生誕200年を迎え、町は「未来会議」と銘打った専門家会議で顕彰に取り組む。いつ発生するかもしれない巨大地震。限りなく近い「未来」への備えにつなげる必要がある。

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