日本の論点

世界が認めた日本発の文化財 潮流変えた法隆寺の「大事件」

世界文化遺産に登録されている法隆寺の金堂(手前)と五重塔=奈良県斑鳩町
世界文化遺産に登録されている法隆寺の金堂(手前)と五重塔=奈良県斑鳩町

 奈良県斑鳩町にある聖徳太子ゆかりの「法隆寺地域の仏教建造物」が日本最初の「世界文化遺産」の1つに登録されてから四半世紀あまり。現在は、24都府県にまたがる19件が登録されている。観光による経済効果に関心が集まりがちだが、文化遺産のお金に換えがたい意味にこそ目をむけたい。

 「法隆寺地域の仏教建造物」は、推古15(607)年創建と伝わる法隆寺の金堂や五重塔が並ぶ西院伽藍(がらん)、夢殿がある東院伽藍、法起寺の三重塔などからなり、平成5年に姫路城(姫路市)とともに世界文化遺産に選ばれた。

 それは日本の歴史的建造物が国際社会で保護すべき遺産として認められたこと以外に、実は大きなメッセージを持っていた。

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