矢板明夫の中国点描

中国の治安当局幹部が相次ぎ失脚、「新たな粛清」に戦々恐々

中国陝西省を視察する習近平国家主席=4月(新華社=共同)
中国陝西省を視察する習近平国家主席=4月(新華社=共同)

 4月中旬から5月初めにかけ、中国国内で治安担当の大物幹部が相次いで失脚し、波紋を広げている。

 米中対立が激化するなかで、米側に機密情報を漏らしたことが原因ではないかとささやかれている。「新たな粛清が始まる」と関係者は戦々恐々としている。

 最初に失脚したのは公安省次官の孫力軍氏だ。昨年末まで香港の反中デモ対策を担当していた。デモ学生らを容赦なく拘束し、中国内陸部に連行するなど、すご腕を振るった。湖北省武漢発の新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)が始まると、1月に武漢に派遣され、都市封鎖など陣頭指揮をとった。

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