国難に思う

戦中の小磯内閣「失敗の本質」に学べ 戸部良一・防衛大学校名誉教授

戸部良一・防衛大教授
戸部良一・防衛大教授

 緊急事態が延長になって、うっとうしい日が続く。とはいえ、定年退職した身にとっては、都心で友人に会うことができないくらいで、自粛生活が以前の生活と大きく違うわけではない。ただ、新聞やテレビの報道を見て、うっとうしくなるだけである。

 先の見えないウイルスとの戦いは、しばしば戦争になぞらえられる。自分の知っている日本の近現代史の中で、今の状況に似ているのはいつかと考えたところ、やはり、大東亜戦争の敗色が濃くなった時期のことが思い起こされた。昭和19年7月中旬から翌年4月初旬までの小磯国昭内閣期である。

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