コロナ 知は語る

京大名誉教授・佐伯啓思氏 「公共的資本主義」へ転換を

京大名誉教授・佐伯啓思氏(永田直也撮影)
京大名誉教授・佐伯啓思氏(永田直也撮影)

過度なグローバリズム、想定と違う結果に

 グローバリズムを批判してきた思想家で京都大学名誉教授の佐伯啓思氏は、新型コロナウイルスの世界的流行と経済への影響を過度なグローバリズムの結果とみなす。そしてポスト・コロナの社会像を、グローバル競争ではなく公共的な社会基盤を強靱(きょうじん)化する方向に求める。寄稿してもらった。

                  

 感染症は人類の歴史とともに古く、この100年をみてもわれわれの文明は繰り返し感染症の脅威にさらされている。そして今回の新型コロナのパンデミック(世界的大流行)は、冷戦後のグローバリズムと切り離せない。この感染症がこれほど急速に世界中に拡散し、また世界経済全体に大きな影響を与えたのはグローバリズムの結果である。と同時に、それはグローバリズムへの大きな打撃となった。

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