日本の論点

福井 県民衛星でいざ宇宙へ 地場産業の技術を結集

宇宙空間に打ち上げられた県民衛星「すいせん」のイメージ(プロジェクトに協力する宇宙開発ベンチャー企業「アクセルスペース」提供)
宇宙空間に打ち上げられた県民衛星「すいせん」のイメージ(プロジェクトに協力する宇宙開発ベンチャー企業「アクセルスペース」提供)

 宇宙への挑戦が福井県で進んでいる。県主導で県内企業が製造した人工衛星を打ち上げるプロジェクトだ。県民衛星と銘打ち、名前も県民から募集。昨年11月に「すいせん」と名付けられた。花のスイセンは、日本海を望む越前海岸で寒風の中、花開く。県産業技術課の堤宗和参事は「真空、熱、放射線にさらされる厳しい宇宙環境に耐える力強さを名前に込めた」と明かす。

 県によると、都道府県主導で衛星を打ち上げるのは全国初。衛星は縦横60センチ、高さ80センチ、重さ100キロの超小型で、9月までにカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロケットで打ち上げられる予定だ。高度600キロの軌道を回り、望遠カメラで地上を撮影する。県では画像データを基に自然災害の状況を把握し、地元だけでなく他の自治体などの防災に役立て、ビジネスにもつなげたい考えだ。

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