世界裏舞台

作家・佐藤優 露の改憲と北方領土

2日、テレビ会議に参加するロシアのプーチン大統領(タス=共同)
2日、テレビ会議に参加するロシアのプーチン大統領(タス=共同)

 1日、ロシア憲法改正の是非を問う国民投票が行われた。即日開票され、約78%が改憲に賛成し、改正憲法が4日、発効した。旧憲法では1期6年の大統領任期を連続2期までに制限していた。改正憲法では、大統領任期を最大2期までに改めるとともに、旧憲法下での大統領経験者の任期数は算入しないという規定を設けた。

 産経新聞の小野田雄一モスクワ支局長は、<仮にプーチン氏が2024年の大統領選に出馬して勝利すれば、36年まで最長2期12年にわたり再び大統領を務められる。プーチン氏は24年の出馬の可能性を否定しない一方、「まだ何も決めていない」と述べている。プーチン氏は続投の可能性を示唆することで、自身の影響力低下を回避するとともに、露政財界内に「ポスト・プーチン」を見据えた権力闘争が起きるのを未然に防ぐ思惑があるとみられる。露専門家内でも「プーチン氏は続投の可能性を残しつつ、後継者探しを進めていく」との見方が強い>(2日の産経ニュース)と書いているが、筆者も同じ認識だ。

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