解読

感染症と経済 繰り返す歴史 自由主義VS中国「デジタル独裁」 経済本部長・船津寛

 新型コロナウイルスの感染拡大で、世界経済が大きな岐路に立たされている。資本主義の限界すらささやかれる状況だ。そうならないための処方箋が議論される一方、そうなったときの世界を見据えて虎視眈々(たんたん)と牙を研ぐ勢力もある。現在の米中対立にみられる「価値観」の激突は、人類史の転換期に繰り返されてきた現象でもある。勝敗を分ける鍵は、かつては「資本力」、今は「情報力」だ。

日本の銀で覇権

 コロナ禍に伴うステイホーム中、興味深いテレビ番組を見た。NHKスペシャル「戦国~激動の世界と日本~」という2回シリーズの特集だ。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康というおなじみの三英傑が活躍した戦乱の時代は歴史番組の定番ではあるが、印象的だったのは「戦国日本が世界の覇権争いのカギを握っていた」という分析だ。

 当時の世界は大航海時代である。最初にカトリック国のスペインとポルトガルが世界に進出。遅れてプロテスタントの英国(イングランド)とオランダ(ネーデルラント)が勃興した。

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