河村直哉の時事論

中国の民族弾圧 習主席の国賓来日は白紙にせよ

中国当局による人権侵害の状況を報告する少数民族の関係者=1日、国会内(奥原慎平撮影)
中国当局による人権侵害の状況を報告する少数民族の関係者=1日、国会内(奥原慎平撮影)

 中国政府による少数民族弾圧などに抗議する集会が、国会内で開かれた。あちこちから伝えられる弾圧ぶりはひどいものだ。国際的な非難が中国に向けられている。日本の親中派は中国の離間策を認識し、習近平国家主席の国賓来日は白紙に戻すべきである。

■古典兵法的な離間策

 最初に離間策について見る。「親(しん)にしてこれを離す」、つまり、敵が親しみ合っているときはそれを分裂させる。中国の古典兵法書「孫子」にある記述である。有名な「兵とは詭道(きどう=偽り欺くこと)なり」のくだりで出てくる。

 ときにほほ笑みをもって相手を懐柔し、親中派を作って相手国の内部を離間させる。それをよしとする伝統を持つ国であることを、再認識しておきたい。