日曜講座 少子高齢時代

2021年、75万人程度の可能性 コロナで出生数激減へ 客員論説委員・河合雅司

 新型コロナウイルスの感染拡大が、少子化を加速させつつある。

 厚生労働省の妊娠届け出数に関する緊急調査によれば、1~4月は前年と大差はみられないが、5~7月は前年同期間比11・4%減となった。

 5月だけなら前年同月比17・1%の下落である。政府の非常事態宣言中で、届け出が遅れた人がいたという要素を割り引いても大きな減少幅だ。