最新電脳流行本事情

ペスト、呪術廻戦…「鬼滅」抜きで今年の本を語ってみる

 いろんなベストセラーランキングにならい、今年1月1日~11月30日に収集した読書感想ツイート約190万件を基に、作品タイトルごとに関連ツイート数を集計してみた。スピンオフ作品を含め『鬼滅の刃(きめつのやいば)』の独り勝ちだが、同作については、ブームに便乗するような記事をたびたび書いた。漫画では『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』だって高い支持を得ているし、『鬼滅』抜きで今年の話題になった本を振り返ることにする。(渡部圭介)

本屋大賞の潮流

 新型コロナウイルスに包まれた一年を象徴するのが、アルベール・カミュの『ペスト』(新潮文庫)だ。関連ツイートは2月ごろから静かに増加を続け、緊急事態宣言が出た4月以降に高い伸び。6月に落ち着くが、今でも毎日つぶやかれている。名作に対して失礼を承知で言うが、ウイルス同様しぶとい。