解読

「国家VS.巨大IT企業」の行方 米中、データ覇権の制御に腐心 経済本部長・船津寛

 米中の巨大IT企業への風当たりが強まっている。その背景には、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大をものともせず、過去最高益を更新し続ける「もうけすぎ」批判に加え、無料または安価なサービスの提供と引き換えに個人データを収集していることへの脅威論がある。米中両政府はそれぞれ、企業側への圧力を強めているが、国家レベルの力を持ち始めた彼らを制御するのは容易ではない。

▼GAFAの権力

 「@realDonaldTrump」(本物のドナルド・トランプ)-。会員制交流サイト(SNS)のツイッター上から、このユーザー名による投稿が忽然(こつぜん)と消えたのは今年1月8日のことだ。