石平のChina Watch

習政権の傲慢と頑迷 治す薬なし

昨年2月、茂木敏充外相(右)と会談した中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)共産党政治局員 =東京・霞が関の外務省
昨年2月、茂木敏充外相(右)と会談した中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)共産党政治局員 =東京・霞が関の外務省

 今月2日、中国外交担当トップの楊潔●共産党政治局員は米国の民間団体主催のオンライン交流会で演説を行い、発足したばかりのバイデン政権に対し、米中関係の回復を呼びかけた。この数年間、米中関係は国交樹立以来最悪の状態に陥っていた。中国側は米国新政権の誕生を契機にして米中関係の回復を図りたい思いであろう。

 しかも、バイデン新大統領は就任後、カナダやメキシコ、日本やロシアなどの首脳と続々と電話会談を行ったのに、中国の習近平主席にはなかなか電話をかけてこなかったから、中国側に焦りが出て、それが前述の楊氏演説につながったと思う。

 しかし、楊氏の演説の内容は、誠心誠意からの関係回復の呼びかけとは、あまりにもかけ離れたものである。