沖縄考

待っている遺骨ある限り 収集続ける元カメラマンと記者夫妻 川瀬弘至

遺骨収集する浜田哲二さん(右)と律子さん=2月20日、沖縄県糸満市 (川瀬弘至撮影)
遺骨収集する浜田哲二さん(右)と律子さん=2月20日、沖縄県糸満市 (川瀬弘至撮影)

 冬になると沖縄を訪れ、遺骨収集に努める青森在住の夫婦がいる。

 元朝日新聞カメラマンの浜田哲二さん(58)と、妻で元読売新聞記者の律子(りつこ)さん(56)。2月中旬、二人が主宰する遺骨収集に初めて参加した。

 沖縄南部のガマ(洞窟)の奥、掘り返した土を手ですくい、ふるいに落として探る。まれに小さな、白っぽいものを見つけて、哲二さんに聞く。

 「ご遺骨でしょうか」

 「それは石です」

 「これは?」

 「木片ですね」…

 頭蓋骨や大腿(だいたい)骨などが出れば初心者にも分かるが、砲撃で四散したのか、たいていは小さな骨片だ。それでも国のために戦った英霊の一部。「全て探し出してここから出してあげましょう」と、哲二さんが言う。