論点直言 原発汚染処理水

増え続ける汚染水問題の解決策

左から、東大工学部の岡本孝司教授、相馬双葉漁業協同組合の立谷寛治組合長、茨城大の田内広教授
左から、東大工学部の岡本孝司教授、相馬双葉漁業協同組合の立谷寛治組合長、茨城大の田内広教授

 東日本大震災と福島第1原発事故から10年がたった。原発構内で増え続ける汚染水を浄化した処理水の処分は、いまだにめどが立っていない。政府は国内外で実績がある「希釈した上での海洋放出」を検討しているが、環境面や風評被害への懸念は根強い。廃炉の障害になる恐れもある大量の処理水の処分をどう進めるべきか。専門家らに聞いた。

「海洋放出しなければ廃炉作業全部がストップ」 東大大学院教授、岡本孝司氏

 東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質のトリチウムを含む処理水の海洋放出をこれ以上先送りすることは許されない。どこかで決断しなければならない。