あめりかノート

古森義久 米大手紙が認めた誤報

2月28日、米フロリダ州オーランドで開かれた集会で演説するトランプ前大統領(ロイター=共同)
2月28日、米フロリダ州オーランドで開かれた集会で演説するトランプ前大統領(ロイター=共同)

 米国の主要新聞ワシントン・ポストが3月中旬、記事の訂正を大きく掲載した。同紙が1月9日に載せた「トランプ大統領が選挙後にジョージア州の州当局者に電話をかけ、自身の敗北を覆すための“不正投票”をみつけろと命令した」という報道は誤報だった、と認めたのだ。

 この誤報はいまの米国政治を正しく認識するための教訓だといえる。日本側でも、バイデン政権とトランプ前政権の支持層や、民主、共和両党の間の対立をめぐるこの種の誤報やフェイクニュースに引きずられた事例が多いからだ。