日本の論点

山梨 富士急の県有地賃料は適正か

 山梨県と、富士急ハイランドで知られる地元の有力企業、富士急行が対立を深めている。県が富士急に貸している山中湖村の県有地の賃料が不当に安いとする住民訴訟で、被告の県が「確かに安い」と原告に同調し、契約は違法・無効だったと主張しているからだ。富士急が借りている県有地の一部が陸上自衛隊北富士演習場になっている事実も浮かび上がった。

 この県有地は明治天皇から下賜(かし)された恩賜(おんし)林の一部。東京ドーム94個分の約440ヘクタールだ。県が昭和2年から富士急の前身会社に使用を認め、富士急は別荘地として転貸し、ゴルフ場としても開発している。