石平のChina Watch

「戦狼」から「狂乱」…深まる孤立

米アラスカ州アンカレジで会談する中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)・共産党政治局委員(左から2人目) =3月18日(ロイター)
米アラスカ州アンカレジで会談する中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)・共産党政治局委員(左から2人目) =3月18日(ロイター)

 近年、中国外交が「戦狼(せんろう)外交」だ、と揶揄(やゆ)されることがよくある。中国の外交官たちはあらゆる外交場面で好戦的な姿勢を示し、けんか腰となっていることがその理由だ。

 先月後半からは、「戦狼外交」はさらにエスカレートして、いわば「狂乱外交」の様相を呈してきている。

 先月18日、米アラスカ州でバイデン政権下、初めての米中外交トップ会談が行われたとき、普段は温和な物腰で知られる中国の楊潔●(よう・けつち)政治局委員が意外な行動に出た。