「科学」の視点から

コロナの次に備え司令塔を 塩野義製薬社長・手代木功

新型コロナウイルスをめぐり、新たな仕組みが必要と求める塩野義製薬の手代木功社長=8日、大阪市中央区 (須谷友郁撮影)
新型コロナウイルスをめぐり、新たな仕組みが必要と求める塩野義製薬の手代木功社長=8日、大阪市中央区 (須谷友郁撮影)

「国産ワクチン」開発、新基準が必要

 今回の新型コロナウイルスをめぐる事態は国家レベルの危機であり、安全保障の問題だ。日本のいまの制度では限界がある。何より司令塔不在を強く感じる。

 昨年、感染症の司令塔を防衛省内に設置し、防衛という考えの中で対処したらどうかと提案したことがある。少なくとも国家安全保障会議(NSC)のように内閣傘下に医学、医療の危機が起こったときの指揮系統、体制をつくるべきだろう。今回はウイルスという目に見えない敵だが、国全体、地域に対して壊滅的な打撃が与えられている。