世界裏舞台

作家・佐藤優 野党政局と日本共産党

参院広島選挙区再選挙で当選が決まり、支援者から万歳で祝福される宮口治子氏(中央)=4月25日夜、広島市
参院広島選挙区再選挙で当選が決まり、支援者から万歳で祝福される宮口治子氏(中央)=4月25日夜、広島市

 菅義偉首相にとって初の国政選挙となった参院広島選挙区再選挙と参院長野選挙区、衆院北海道2区の両補欠選挙の投開票が4月25日に行われた。

 自民党に関しては、北海道は不戦敗、長野は前職の立憲民主党議員の死去に伴うもので、野党の勝利が確実視されていた。最大の焦点は、河井案里元参院議員(自民党を離党)の当選無効に伴って行われた広島の再選挙だった。

 ここでも政治団体「結集ひろしま」新人の宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦、共産支援=が、自民党新人の西田英範氏(39)=公明推薦=を破って当選した。日本共産党が独自候補者を立てずに宮口氏を支持したことが勝敗に決定的影響を与えた。

 共産党は、3つの選挙の勝利が、共産党の協力によるものであったという認識を明確に示している。