阿比留瑠比の極言御免

報道しない自由と朝日

4月27日午前、閣議に臨む菅義偉首相(中央)。この日の閣議で「従軍慰安婦」や「いわゆる従軍慰安婦」という表記は不適切だとする答弁書を決定した=首相官邸(春名中撮影)
4月27日午前、閣議に臨む菅義偉首相(中央)。この日の閣議で「従軍慰安婦」や「いわゆる従軍慰安婦」という表記は不適切だとする答弁書を決定した=首相官邸(春名中撮影)

 自戒を込めて記すが、マスコミが信頼を失い、多くの読者の批判や嘲笑の対象になったのはなぜか。理由はいくつもあろうが、第1に誤報をなかなか認めず、認めても十分な謝罪と訂正はせず書きっ放しで済ませようとすること。第2に、自分たちに都合の悪い事実は記事にしないか、あっさり省いて「報道しない自由」を行使しがちなことが大きいのではないか。

 筆者は4月29日付の当欄で、政府が同月27日の閣議で「従軍慰安婦」や「いわゆる従軍慰安婦」という表記は不適切だとする答弁書を決定したことを、朝日新聞が28日付朝刊に掲載しなかった問題について、「都合の悪いことにはふたをして」と書いた。