ファーウェイ、日本企業80社から部品調達 総額は6800億円

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ファーウェイのロゴ(ロイター)

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 日米政府が政府調達機器からの排除方針を示している中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の製品には約80社の日本企業の部品が使われている。華為の調達額は2018年見通しで、前年比36%増の6800億円規模に達する見通しだ。世界的に華為排除の動きが広がれば、日本企業にも影響が及ぶ。

 華為の日本法人、ファーウェイ・ジャパンによると、華為は日本企業約80社との取引がある。「部品・モジュールなどの供給」と「新製品・新技術の共同研究・開発」の分野では、パナソニック、村田製作所、住友電気工業、京セラ、ジャパンディスプレイ(JDI)の5社と関係がある。約80社との取引実績は17年で約5千億円にのぼり、18年も大幅に伸びる。