関西の訪日客に低価格の波 昨秋の災害で潮目に変化 大阪本社経済部長 内田博文

日曜経済講座
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 訪日外国人旅行者による活発なインバウンド消費が、関西の景気を押し上げる一因となっていることはすでに周知のことだろう。例えば、全国の百貨店における化粧品の免税売上高を店舗ごとに見た場合、上位5店舗のうち4店を大阪の百貨店が占めているという。ひところの爆買いは影をひそめ、成熟の兆しがみえる訪日客の消費行動の変化を、関西の百貨店の業況を元に探ってみたい。

 関西の大手百貨店の化粧品売り場では、真剣に商品を選ぶ男性客の姿が目につく。中国・上海市から訪れた男性(31)は、スマートフォンのメッセージアプリで商品名を確認しながら「妻に基礎化粧品の購入を頼まれた」と打ち明ける。妻は肌の色や好みに合わせて選ぶ必要がある口紅やファンデーションなどは自分で買いに行っているという。普段使っている基礎化粧品は、選ぶ必要がないので夫に任せたようだ。

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