「MRJ」3年で受注ゼロ ボーイング事故で型式取得に暗雲

三菱航空機のMRJ(同社提供)
三菱航空機のMRJ(同社提供)

 三菱重工業子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」に暗雲が漂っている。三菱重工の泉沢清次社長は9日の決算会見で開発の順調さをアピールしたが、米ボーイング機の事故が影響し、商用運航に必要な型式証明(TC)の取得や来年半ばに予定する初号機納入が遅れるとの見方が出ている。これまで5度納入が延期され、新規受注は3年途絶えており、これ以上の足踏みは許されない状況だ。(井田通人)

 「今がまさにヤマ場だ。関係各所と綿密に連携していく」

 三菱重工の泉沢社長は9日の会見でこう述べ、TC取得に全力を尽くす考えを強調した。開発状況についても「順調だ」と話し、遅れへの懸念払拭に努めた。

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