日曜経済講座

行き詰まる欧州経済 ECBの金融政策が鍵に ロンドン支局長・板東和正

 英国の欧州連合(EU)離脱や米中貿易摩擦の再燃をめぐる先行きの不透明感が漂う中、欧州経済が行き詰まりをみせている。EU統計局が7月31日に発表したユーロ圏19カ国の2019年4~6月期の実質域内総生産(GDP)は前期比0・2%増で、18年10~12月期以来、2四半期ぶりの低い伸びとなった。景気下支えのために欧州中央銀行(ECB)が9月に実施するとみられる金融政策の変更が欧州経済の今後を左右する鍵になりそうだ。

 欧州の中でも、ユーロ圏経済の要であるドイツの景気低迷は深刻だ。ドイツは米中貿易摩擦などのあおりを受け、国内のGDPの多くを占める製造業の受注が下降。ドイツ経済省が今月7日に発表した6月の鉱工業生産指数は前月比1・5%低下と、大幅に落ち込んだ。

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