国内1強のアップル、値ごろ感打ち出し、顧客流出防止へ

米アップルのスマートフォン「iPhone」の(左から)「11」、「11プロマックス」、「11プロ」=10日、米カリフォルニア州クパチーノ(共同)
米アップルのスマートフォン「iPhone」の(左から)「11」、「11プロマックス」、「11プロ」=10日、米カリフォルニア州クパチーノ(共同)

 高級路線を一転し、iPhone(アイフォーン)の新シリーズ「11」で、最低価格を引き下げた米アップル。国内ではアイフォーンは1強状態だが、最上位モデルは価格が高止まりしており、値引きされた型落ち機種が売れ筋となっている。総務省の新規制で端末代金の割引が最大2万円に制限される逆風もあり、値ごろ感を打ち出すことで顧客の流出を防ぐ狙いだ。

 NTTドコモなど携帯電話大手3社は11日、「アイフォーン11」など、新型モデルの予約を13日から開始すると発表した。ソフトバンクは最上位機「11プロMAX(マックス)」を税込みで14万2560~18万7680円、標準モデル「11」を8万9280~10万8千円とした。ドコモとKDDI(au)は後日、詳細な端末価格を公表する。