記者が夢のリニア500キロを体験 でも…静岡県とJRはまだ対立

試乗車の行き先表示は「名古屋」。実際には山梨県上野原市-笛吹市間を走る=3日、同県都留市のJR東海山梨リニア実験センター(田中万紀撮影)
試乗車の行き先表示は「名古屋」。実際には山梨県上野原市-笛吹市間を走る=3日、同県都留市のJR東海山梨リニア実験センター(田中万紀撮影)

 リニア中央新幹線(品川-名古屋間)の令和9年開業に黄信号がともっている。トンネル掘削によって静岡県を流れる大井川の流量が減少するとして、県などが反発、静岡工区の着工見通しが立っていないからだ。県側とJR東海との隔たりは大きく、落としどころは見えない。普段は静岡県庁を拠点に両者の丁々発止の協議を取材する記者が、山梨県に足を運んでリニアが生み出す時速500キロの世界を体験し、静岡工区の工事をめぐる協議の行方を展望する。(田中万紀)

減速時に速さを実感

 3日に行われたリニア中央新幹線の報道向け試乗会には、沿線各地から100人以上の記者やカメラマンが集まった。試乗したのは、計画路線をそのまま使った山梨県上野原市-笛吹市間の実験線。同県都留市のJR東海山梨リニア実験センターから乗車し、上野原市まで最高速度約350キロで走った後、笛吹市までの42・8キロを最高速度約500キロで1往復して、同センターに戻る。合わせて25分間の試乗だ。

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