経済インサイド

本社工場に「ご神体」 マツダのデザイン革命

マツダの本社工場に置かれているデザインの「ご神体」。生命感をオブジェで表現したという=広島市
マツダの本社工場に置かれているデザインの「ご神体」。生命感をオブジェで表現したという=広島市

 消費者が車を選ぶ際に重視する要素でありながら、数字で表せない感性の分野が「デザイン」だ。デザイナーや、粘土で造型するクレイモデラーらがつくった「理想の形」を、数十万~数百万台単位で量産しなければならないのが、自動車メーカーの大変さといえる。平成22年に「魂動(こどう)」デザインというコンセプトを導入して以来、商品への評価が高まったマツダ。その背景には工場に「ご神体」を供え、その姿を再現しようとするなど、宗教にも似た全社一丸の取り組みがあった。

 マツダ本社工場(広島市、広島県府中町)の一角にあるショーケースの中に、先端がとがっていて、シャープな印象を与える鉄の塊がある。一見しただけでは、何の形かわかる人は少ないかもしれない。これこそがマツダのデザインのご神体だ。ご丁寧なことに、ショーケースの中にはお神酒まで置かれている。

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