経済インサイド

質素な部屋から特別会議室へ 対韓輸出管理厳格化、箱は変われど解決は遠く

韓国向け輸出管理について事務的説明会に臨む経済産業省の岩松潤貿易管理課長(手前左)と韓国の担当者ら。冒頭は沈黙のまま向かい合い、ホワイトボードには「輸出管理に関する事務的説明会」との紙が貼られた=7月12日、経産省(代表撮影)
韓国向け輸出管理について事務的説明会に臨む経済産業省の岩松潤貿易管理課長(手前左)と韓国の担当者ら。冒頭は沈黙のまま向かい合い、ホワイトボードには「輸出管理に関する事務的説明会」との紙が貼られた=7月12日、経産省(代表撮影)

 日韓両政府は12月16日、日本の半導体材料の対韓輸出管理の厳格化をめぐり貿易管理当局による局長級の政策対話を経済産業省で開いた。7月の事務的説明会では質素な会議室で飲み物も出されず、韓国メディアからは「冷遇だ」などと批判も出た。一転して12月の会合は20人以上が着席できる「第1特別会議室」で開かれ、会場内には飲み物も用意された。課長級から局長級の会合ということもあり、会議室はグレードアップされた。だが、日韓の主張のすれ違いに変化はなく、問題解決は依然として見通せない。

 ■日韓対立際立つ

 7月12日午後2時ごろ、経産省別館10階の「1031会議室」。経産省の岩松潤貿易管理課長と韓国産業通商資源省のチョン・チャンス貿易安保課長は、部屋に入ると言葉を交わすことなく着席し、沈黙したまま向かい合った。

 同月4日に日本が半導体材料3品目の対韓輸出管理を厳格化したことを受け、設定された「事務的説明会」。質素なつくりの一般的な会議室で、飲み物もなく、部屋の隅には椅子が重ねられていた。室内には、冷ややかな雰囲気も漂った。冒頭のみが報道陣に公開された。

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