脆弱インフラ、巨額負担、万博開催での混乱…大阪IR、難航必至

大阪市の人工島・夢洲(左下)
大阪市の人工島・夢洲(左下)

 大阪府市が誘致を目指す統合型リゾート施設(IR)の事業参入に向け、米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックス連合が、参入の“第一関門”である資格申請を提出した。訪日外国人客(インバウンド)に人気が高くIRの誘致先として有望視される大阪だが、事業者にとっては建設予定地の大阪湾の人工島、夢洲(大阪市此花区)がネックとなりそうだ。脆弱な交通インフラに加え、2025年の大阪・関西万博の会場にもなるため、建設工事での混乱は必至。首都圏が「最も魅力的な立地」(関係者)であることは否めず、大阪IRの実現までには紆余曲折が予想される。(黒川信雄)

 「国内有数の観光地に近く、(関西や西日本の)交通網も整備されている。国内外から観光客を引き込むことができる」