経済インサイド

「株価は下がらない」アベノミクスに幻想抱いた投資家の悲劇

取引開始直後のトレーダーたち=3月17日、米ニューヨーク証券取引所(ロイター)
取引開始直後のトレーダーたち=3月17日、米ニューヨーク証券取引所(ロイター)

 株価などに連動する“仕組み債”と呼ばれる投資商品を保有する投資家の間で、悲鳴が上がっている。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて円高・株安が急速に進行し、こうした商品が元本割れする危険度が急速に高まっているためだ。仕組み債は、アベノミクスで景気の拡大局面にあったここ数年、「株価の上昇基調はまだ続く」「高い利回りが得られる」として隠れた人気商品となっていた。ブームを演出したのは、金融機関の営業マンの“ささやき”だった。

 仕組み債とは、日経平均株価や為替などと連動することで高い利回りを実現した投資商品。代表的な商品としては、「日経平均リンク債」というものがある。例えば日経平均が1万8000円より上の水準であれば高い利回りを出す一方、水準を割り込んだ場合は投資額を下回る金額で償還される、といった具合だ。

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