電力競争新時代

(上)攻勢強める「新電力」 通信の“巨人”も独自送電網

 通信の“巨人”が電力の世界で本格的に動き出した。NTTは、自前の発電所と送電網を設置し、5年後に原子力発電所4基分を超える大容量の電力供給を目指す。これにより、小売りを中心に約3000億円ある電力事業の売り上げ規模を倍増させる方針だ。「全国7300カ所にあるビルなど保有資産を活用し、ICT(情報通信技術)をエネルギー事業に組み込んでいく」。グループの電力事業を統括するNTTアノードエナジー(東京)の谷口裕昭取締役は力を込める。

 一方、東京ガスの内田高史社長は3月25日、東京都内で中期経営計画を発表。電力小売り事業の今後について「(営業利益ベースで)3年後に(令和元年度の予想と比べて)2倍の200億円を計画している。大きな利益を占めていく」と強調した。同社はグループ会社のヒナタオエナジー(東京)で家庭向け電力小売りを始めるなど、事業拡大を狙う体制を整えた。ヒナタオは、ネット契約を主に担うサブブランドとして低価格を打ち出す。

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