日本企業は変容できるか 決算発表から浮かぶリスクと未来

オンラインで決算会見に臨むトヨタ自動車の豊田章男社長=12日午後(提供写真)
オンラインで決算会見に臨むトヨタ自動車の豊田章男社長=12日午後(提供写真)

 新型コロナウイルスの感染拡大という異常事態が日本企業の先行きを暗くしている。一方、緊急事態宣言の一部解除で、経済活動は段階的に再開していく見通しも出てきた。ただ、コロナの感染拡大リスクと背中合わせという状況に変わりはなく、手探りが続く。

 運輸業界は旅客需要の蒸発に見舞われた。航空大手やJR各社は令和3年3月期の業績予想の開示を「未定」とした。ANAホールディングス(HD)の福沢一郎常務は「合理的な見積もりができなかった」と説明した。製造業では、2年3月期に過去最大の連結最終赤字を計上した日本製鉄などが開示を見送った。

 こうした中、トヨタ自動車は12日、3年3月期の業績予想の公表に踏み切った。グループ世界販売台数(日野自動車、ダイハツ工業含む)は前期比14・9%減の890万台を見込む。豊田章男社長は「われわれが作ることで仕入れ先も、社会も動き出す。危機的状況だからこそ、基準が必要だと考えた」と語った。

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