コロナ 21世紀の大恐慌

マスクも薬も中国依存

品質・コスト…生産分散の壁

 医療用マスクなどの販売を手掛けるファーストレイト(群馬県太田市)の長谷川友彦社長が異変に気付いたのは2月上旬だった。中国に2カ所ある取引先工場からの輸送がパタリと途絶えた。一度は復活したものの、4月に入り再びストップ。最近までそうした状況が続いた。「正直言って打つ手がない」。中国からの輸入が滞る現状に、長谷川社長は不安を募らせる。

 国内で流通するマスクは約7割が中国産とされる。その中国が自国の不足解消を優先し海外輸出を止めたことが、日本のマスク不足につながった。一部店頭で入荷は戻りつつあるが、中国事情に詳しい関係者は「横流しや経営が悪化した衣料品工場などによる粗悪品が多い」と打ち明ける。

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