経済インサイド

原油安でも下がらないガソリン価格 実は海外も似た構図

1リットル当たりの価格が130円を切ったガソリン=19日、川崎市高津区
1リットル当たりの価格が130円を切ったガソリン=19日、川崎市高津区

 新型コロナウイルスの感染拡大による原油相場の暴落の影響で、ガソリン価格が下がっている。経済産業省が20日に発表した18日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、1月に比べ約25円程度安い125円50銭(消費税込み)。一方、1月8日に一時1バレル=65ドル台を付けた原油相場は、持ち直しの兆しがあるものの、20日現在、約5割の水準となる33ドル台で推移している。なぜ、同じように5割減とならないのだろうか。(経済本部 飯田耕司)

最大の要因は税金

 19日午後の川崎市内のガソリンスタンド。新型コロナの感染拡大による外出自粛の影響なのか、人はまばらだ。看板をみると、ガソリン価格は128円と表示されている。130円を切る水準とはいえ、普段クルマに乗らない者にとっては、下がった印象は受けない。

 ガソリンの小売価格に原油価格が反映されるまで1カ月くらいのタイムラグがあるとされる。4月20日に、ニューヨーク原油先物相場が暴落し、指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しが1バレル=マイナス37.63ドルと史上初のマイナスに陥ったことを考えれば、「100円を切ってもおかしくない」と思っていたからだ。

 一体、なぜか。日本のガソリン価格は、WTIではなく、ドバイやオマーンなどの中東原油価格がベースとなっている。さらに、石油元売りの再編やガソリンスタンド数の減少、人件費上昇などのコスト上昇も加わって、価格が下がりづらいというのが背景にあるようだ。

 だが、最大の要因は税金にある。

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