テスラも標的、米中企業に訴訟連発するシャープの知財戦略

中国や米国の企業に対して特許権侵害訴訟を立て続けに起こしているシャープの本社=堺市
中国や米国の企業に対して特許権侵害訴訟を立て続けに起こしているシャープの本社=堺市

 シャープが中国や米国の企業に対し、液晶パネルや通信技術に関する特許権侵害訴訟を立て続けに起こしている。かつて世界をリードしたシャープなど日本の電機メーカーは技術流出で中国や韓国企業に後れを取った苦い過去がある。特許権などの知的財産に関わる訴訟は当事者間の水面下での協議が行き詰まった際に起こされ、提訴段階では明らかにされないケースも多いが、シャープは公表することで強い姿勢を示した。シャープのこの姿勢には親会社である台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の知財戦略の影響も見え隠れする。(山本考志)

「液晶や通信の特許侵害」

 シャープが今年1月以降に提訴したのは中国の電機メーカー、オッポや、液晶パネルメーカー、CHOT(咸陽彩虹光電科技有限公司)、米国の電気自動車メーカー、テスラの日本法人など。対象の特許は液晶パネル関連やスマートフォンのLTE(高速通信)、無線LANなど多岐にわたる。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください