経済インサイド

韓国の先端技術「世界の工場」宣言に日本はどうする

9日、韓国京畿道利川にある半導体大手、SKハイニックスの施設を視察する文在寅大統領(中央)ら(聯合=共同)
9日、韓国京畿道利川にある半導体大手、SKハイニックスの施設を視察する文在寅大統領(中央)ら(聯合=共同)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、半導体素材などの最先端技術で「世界の工場」を目指しているが、かけ声倒れとなるのではとの見方が出ている。燃料電池車や、高速大容量の第5世代(5G)移動通信で「世界一」「世界初」を訴えたが、いずれも“物言い”がついているからだ。とはいえ、韓国は国際競争力で日本との差を広げているデータもあり、日本が無策を続けていると、造船業のように窮地に追い込まれるおそれもある。

 「官民が一体となり、たった一つの生産の狂いもなく危機を克服してきた」

 文大統領は9日、韓国の半導体大手、SKハイニックスの施設を訪問し、日本の輸出規制強化への対応が順調に進んでいることを訴えた。

 日本政府が昨年7月、韓国向けの半導体素材3品目の輸出規制を強化してから1年がたった。韓国は、半導体素材を自国産で賄うことを表明。2022年までに、半導体などに関連した技術開発費として5兆ウォン(約4500億円)以上を投資する計画という。韓国の野望は先端素材の「世界の工場」になることだ。

 最近の韓国の官民一体による先端技術への振興策は、文政権の政治アピールの手段となっている。

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