田村秀男の経済正解

膨らむコロナ・マネー 実体経済再生の財源にせよ

 中国発新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が引き起こした経済的帰結はおカネの膨張である。カネがいくら世にあふれていても、実体経済の中で動き回らないことには景気はよくならない。余ったカネは株式市場に流れ込んでいるが、バブル不安がつきまとう。

                   

 まずはグラフを見よう。経済活動を支えるカネの総量は現金、普通・当座預金といつでも換金できる定期性預金の合計で表され、金融用語では「M2」と呼ばれる。日米についてM2の前年比の増減率と株価を、2008年9月のリーマン・ショック前から追った。目を引くのはすさまじいばかりの今年6月時点のカネの増え方である。

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