ビジネス解読

ファーウェイ、「愛国消費」でサムスン抜きスマホ世界一 米制裁で“四半期天下”か 

中国・上海のファーウェイの旗艦店(ロイター)
中国・上海のファーウェイの旗艦店(ロイター)

 中国華為技術(ファーウェイ)が、今年4~6月期のスマートフォン世界シェアで首位の座を韓国サムスン電子から奪った。新型コロナウイルス感染拡大の影響でサムスンの販売が停滞する中、ファーウェイは「愛国消費」に支えられて躍進。四半期として初の快挙になるが、米国の制裁と有望市場インドでの不買運動が立ちはだかる。サムスンは8月に新機種を投入する。ファーウェイのトップはこの期だけの“四半期天下”に終わるのか。中韓スマホ対決は白熱化している。(佐藤克史)

インド工場停止でサムスン販売急減

 米調査会社IDCは7月30日、世界の2020年4~6月期のスマートフォン出荷台数で、ファーウェイのシェアが20.0%で初めて首位になったと発表した。2位はサムスン、3位は米アップルだった。

 サムスンは春まで、中価格帯の製品や第5世代(5G)移動通信システムに対応した主力の「ギャラクシーS20」に支えられ、首位を堅持してきた。