田村秀男の経済正解

コロナ禍…地方再生の芽生え

 新型コロナウイルスの感染が今夏、全国で再拡大した。中でも、感染者数の多さが問題視され、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対象から除外された東京都在住者として、信越や東北の温泉に浸る気分にもなれず、さりとてお盆での帰郷と墓参も自粛せざるを得なくなった。そんな折、筆者の郷里、高知県いの町からうれしい報告があった。昨秋、旧商店街の一角の廃屋を建て直してシェアオフィスを開業した旧知の若者からだ。

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 首都圏からのIターン組でオフィススペースがかなり埋まってきたというのである。コロナ禍の中、東京から家族ぐるみで引っ越してきた現役ばりばりの元大手企業エリートは、オフィスを拠点に地元の豊富な森林資源を独自技術で加工して米国に輸出する新ビジネスを立ち上げた。他にも、グラフィックデザイナーなどさまざまな業種の起業家がシェアオフィスの共用ルームに集まっては、それぞれの夢を語り合う。

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