経済インサイド

「なんちゃって5G」 出遅れ日本勢の切り札に

 第5世代(5G)移動通信システムなのに、通信速度は前世代の4G並みのいわゆる「なんちゃって5G」。ソフトバンクとKDDIが積極的に展開し、5Gの通信エリアの早期拡大を狙う。5Gは、自動運転や遠隔医療などを実現する上で必須の技術。国内では今春から本格的なサービスが始まったものの、米中韓に比べて普及が遅れているだけに、日本勢の切り札として期待されている。

 「秋以降に5G祭りが始まる」

 ソフトバンクの宮内謙社長は、8月の決算会見で宣言した。3月に商用サービスが始まった5Gは、現時点で通信エリアが都市部などのごく一部にとどまる。宮内氏の発言は秋から状況を一変させたいとの決意の表れだ。

 現行の4Gの基地局は全国に60万局超に及ぶ。一方、楽天を含めた通信大手4社が総務省に当初提出した5G基地局の整備計画は、令和5年度末までで計7万局。全国津々浦々に5Gを広げるには基地局数が足りず、計画の初期段階である今はさらにエリアが限られている。

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