日曜経済講座

RCEPと中国輸出管理法 対中依存の危うさ再認識を 論説副委員長 長谷川秀行

日中外相会談に臨む王毅国務委員兼外相(左)と茂木敏充外相。中国は経済の連携強化で日本に秋波を送る=11月24日
日中外相会談に臨む王毅国務委員兼外相(左)と茂木敏充外相。中国は経済の連携強化で日本に秋波を送る=11月24日

 米大統領選での敗北が確実となり、トランプ時代が幕を閉じようとしている。改めて振り返るまでもなく、この4年間で世界の通商秩序は地殻変動を起こした。トランプ大統領が早々に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)から離脱したのが激動期への号砲で、その後は米中対立が激化し、世界中で保護主義台頭が懸念された。コロナ禍は世界経済を根底から揺るがす。

 そんな中での米国の政権交代である。果たしてトランプ時代に崩れた通商秩序は再構築されるのか。そしてそれは、どこが主導するのか。気になるのはやはり中国の出方である。