経済インサイド

地銀再編に向け旗振る菅首相、統合第1号は

同一地域の地銀同士の合併に独占禁止法を適用しない特例法のきっかけになった「十八親和銀行」の合併記念式典=昨年10月、長崎市
同一地域の地銀同士の合併に独占禁止法を適用しない特例法のきっかけになった「十八親和銀行」の合併記念式典=昨年10月、長崎市

 菅義偉(すが・よしひで)首相が昨年の自民党総裁選中に「数が多すぎる」と述べたことで、地銀の再編機運が一気に高まった。政府は同じ地域の地銀が統合してシェアが高くなっても独占禁止法を適用しない特例法を昨年11月に施行し、今夏にもシステム統合などの費用の一部を補助する交付金制度を創設する。日本銀行も地銀などの再編を支援する新制度を今年3月に始める。政府・日銀の後押しで、今年は地銀の再編が加速しそうだ。

 「地銀の経営基盤を強化することによって、地域経済を活性化するのが狙いだろう」。金融庁の幹部は、菅首相が地銀再編に言及した背景をこう解説する。